2023-06-17
SDGsってよく聞きますよね!SDGsは、「人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標」で、17つの目標があります。
美容室経営でも取り組める目標が何個かあるので、ご紹介します
一つ目が「【5】ジェンダー平等を実現しよう」です
「【5】ジェンダー平等を実現しよう」の中でも項目がいくつがありますが、美容室経営の観点で考えると、
【5-1:すべての女性と女の子に対するあらゆる差別をなくす。】
【5-5:政治や経済や社会のなかで、何かを決めるときに、女性も男性と同じように参加したり、リーダーになったりできるようにする。】
のふたつを弊社では取り組んでいます
弊社も美容室の経営ですので、元々が女性の方達が中心の職業でもあります。なので、男性優位はないのですが、それでも出産や育児となると、職場を離れなければなりませんし、復職も難しかったりします。弊社は創業してから20年になりますが、結婚や出産からの現場復帰はとても苦労しました。実際にあった声は「時短勤務の人はいいなぁ!早く帰れるから・・・。早く終わったんだから早く帰って下さいよ」このセリフは10年以上も前の男性スタッフのセリフですが、出産を機に時短勤務になった美容師さんは、私にこの事を告げると泣き崩れた事を、今でもよく覚えています。
「そんな事を言ってはならない!自分が言われたらどうするのか?」などを何回も話し合いましたが、簡単な問題ではありませんでした。
結局、その美容師さんは2人目を出産を機に退職になってしまいました。
それから何年もこの問題へは取り組んでいきました!
結婚、出産、職場復帰、そして子供の急な体調不良による急な休暇にもやっとスタッフ全員で協力できる様になりました。
実は、この問題解決は簡単なようで簡単ではありません。
論語でこんな言葉があります「己の欲せざる所人に欲すことなかれ」です。要するに「自分がして欲しくないと思う事は、他人にとっても同じだから、他人にすべきではない」という事です
この考えが浸透しなければ、難しい問題でしょうね・・・。
そして、数年前から意識して取り組んできことが伊丹市から表彰された「男女共同参画事業所表彰」です
株式会社 楽笑には、知佳さんが取締役にいてくれています。ついつい上司って男性がなりがちですが、どうしても長く務めるから男性がリーダーになり易いのが世の中です。知佳さんが2名のお子様もおり、2回の産休から復帰されています。知佳さんのパートナーさん(夫)もご商売をされていますが、知佳さんは弊社では経営者の立場です
男女が平等に働き、平等に暮らす為には、今までの常識と思っていた事を壊していく必要が必ずあります
そこにはこんな事が必要ではないでしょうか?それは「協力」です
協力していく社会が色々な事を改善されていくのだと思います