2026-08-16
今日は、私たちの社是である「色鉛筆経営」について、少し丁寧にお話ししたいと思います。
なぜ「色鉛筆」なのか
色鉛筆って、不思議な道具だと思いませんか?
赤も青も黄色も、どの色も「間違っている色」なんてありません。それぞれがそれぞれの色のまま、そこにあるだけで意味がある。1本の色鉛筆だけでは寂しい絵しか描けませんが、何十色もの色鉛筆が揃うと、一気に豊かな絵が描けるようになります。
私は、会社もまったく同じだと思っています。
スタッフ一人ひとりに、長所もあれば短所もあります。ポジティブな人もいれば、ネガティブな人もいる。物事の考え方も、価値観も、一人として同じ人はいません。
以前の私は、正直なところ「自分の色」を正しいと思い込んでいた時期がありました。自分のやり方、自分の考え方に相手を合わせさせようとしてしまう。それは、良かれと思ってやっていることでも、相手からすれば「自分の色を否定された」ことになります。
自分の色で、相手を染めない
色鉛筆経営で一番大切にしているのは、「自分の色で相手を染めない」ということです。
たとえば、接客が得意なスタッフもいれば、技術を極めることに情熱を注ぐスタッフもいます。子育てをしながら時短で働くスタッフもいれば、将来オーナーを目指してがむしゃらに頑張るスタッフもいます。
その全部が、正解です。
誰かの色を「もっとこうすべき」と塗り替えようとした瞬間に、その人らしさは消えてしまいます。そしてマウントを取り合うような関係になると、職場から心理的安全性は失われていきます。
一人ひとりの色を、そのまま認め合う。否定せず、比べず、染めようとしない。それができて初めて、組織の中に安心して働ける空気が生まれるのだと思っています。
色が違うからこそ、美しい絵になる
これは、dot.hairの創業のときからずっと変わらない感覚です。
母が遺してくれた「女性は幾つになっても、美しくありたい」という言葉。この願いを叶えるために、私一人の力では何もできません。託児所を作ってくれるスタッフ、福祉理美容の現場に立ってくれるスタッフ、商品開発に情熱を注いでくれるスタッフ。それぞれが自分の色で、自分にしかできない役割を担ってくれているからこそ、楽笑グループという一枚の絵が描けています。
もし全員が同じ色だったら、きっとこんなに豊かな絵にはならなかったと思います。

これからも
「色鉛筆経営」は、私たちにとって単なるスローガンではありません。日々の採用や面談、スタッフ同士の関わり方の中で、実際に判断基準として使っている考え方です。
これからも、一人ひとりの色を大事にしながら、楽笑グループらしい、カラフルな絵を描き続けていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
